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北限突破(大袈裟)

伯母が入院している病院へお見舞いに行くことになった。
目的地は今まで私が運転して行ったコトのある場所より更に北の未知の世界(とか言っても都内なんだけど)。
カーナビをセットして出発。案内の音声には従わず、まずは少しコースを外れてもう1人の叔母を拾う。
そういうのもちゃんとセットすればいいんだけど、まぁその場所へは多少慣れているのでそのまま走る。
当然カーナビは正しい経路へ戻ろう戻ろうとする案内を続ける。ケナゲだわ〜。
その後最初の案内通りの道へ戻ったのはいいけれど、いざ知らない道へと案内に従っていくと、日頃私があまりにもカーナビの言うことを聞いてあげないので「もしかしたらこういうところで復讐されやしないか」という妙な不安が襲ってきた。
しかし、そんなお馬鹿な不安は全く無駄で、きっちり正しく案内終了。目的地到着。
伯母は「入院する必要もないんだけどリハビリに通うのがめんどうだからお彼岸明けぐらいまではのんびりさせてもらうわー」とか言ってニコニコしていた。ほっ。

帰りは、やはりお見舞いに来ていた別の伯母二人を家まで送り届けた。
「私の運転でいいんですか?」と念を押したんだけど「ちゃんと案内するから大丈夫よ」ということなので、カーナビはセットせず。ちょっと不安。
運転免許を持たない伯母二人のナビはかなりアバウト。後部座席から二人して右だ左だと叫ぶ叫ぶ。とんでもない細い道に入り込んだりして焦ったけど、途中に「あ、このケーキ屋さん美味しいのよ〜」「あのパン屋さんの●●はすごいのよー」とか、ぷち情報も満載で、とても75歳を超えた女性とは思えないパワーに圧倒されつつ、最後はもう笑えるほど賑やかでありました。
ちゃんと送り届けられてよかった…。

微妙に一方通行路の情報が怪しかったりするけれど、来年の無償データ更新に期待しつつ、今後はもう少しカーナビを信用してあげようと思ったり思わなかったり。
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